こんにちは!かたより(@Tillandsia_yori)です。
今回は「ティランジアが枯れてしまう3つの原因」というテーマで解説していこうと思います。
私は3年ほどティランジアの栽培をしていて、様々な環境で栽培を行ってきました。
これまで様々な種のティランジアを栽培してきましたが、その中では残念ながら枯れてしまった株もあります。
しかし、枯れてしまう原因を知ることで、ティランジアを元気に育てることが出来て、結果的に枯れてしまうリスクも少なくなります!
今回は私の経験からティランジアが枯れてしまう原因とその対処法について解説していこうと思います。
蒸れる
最初に紹介するのは蒸れです。
ティランジアを栽培したことある方は一度はあるのかと思います。
蒸れとは、株元に水が溜まった状態が長続いたために株元が腐ってしまうことです。
夏場の無風の状態で、株元に水が溜まりっぱなしだとすぐ蒸れてしまいます。
ティランジアの成長期は、春・秋です。日本の真夏って実はティランジアにとって気温が高すぎる為、蒸れるリスクが高くなってしまいます。
蒸れに弱いティランジア
アンドレアナ・テクトラム・ビフローラ・ベリッキアーナ・マグヌシアーナ・ストレプトフィラ・セレリアナ
対処法
・風通しをよくする。
これが一番です。基本的に外管理なら置き場所を変えれば問題ありませんが、室内で風通しを確保するためには窓を開けておくかサーキュレーターで風を送ってあげると良いでしょう。
・水やり後は、株を逆さまにして管理する。
主に蒸れるのは株の中心部です。逆さまに管理することで、株の中心部に水が溜まりにくくなるので、水やり後蒸れが心配な場合は逆さまにして乾かしてあげることで、蒸れを防ぐことできます。
乾燥
乾燥もティランジアが枯れる原因の中で多いです。
特に、冬場や室内に取り込んだ時にエアコンの風が当たるような場所だと乾燥しやすくなってしまいます。
一度乾燥によって葉が茶色くなってしまうと、元に戻ることはないので注意が必要です。
乾燥に弱いティランジア
ストリクタ・ゲミニフローラ・フィリフォリア・ウスネオイデス(細葉)
対処法
・湿度を70%以上を心がける。
冬場はどうしても乾燥してしまいます。かといって水やりを増やすと、株の耐寒性が下がって枯れてしまいます。そんな時は加湿器などで湿度を確保しましょう。ただし湿度の上げすぎは、蒸れにつながるので、湿度は70%程度を目安に調整してください。
また、タンク系のブロメリアの株元に置いてあげると、湿度を保つことができるので、オススメです。
・水苔の上で管理する。
水苔を使用することでも乾燥を防ぐことができます。
水を好む品種は水苔を用土にして鉢植えにするとで湿度を上げることができます。
低温
気温が低い状態が続くと枯れてしまいます。
ティランジアは基本的には耐寒性が高くありません。(※種類による)したがって、冬場低温に当ててしまうと、株が弱ってしまい枯れてしまう場合があります。
また、気温が低い状態で多めに水やりしてしまうと、さらに株の温度が下がる原因となってしまい。枯れてしまう場合があります。
低温に弱いティランジア
フンキアナ・アンドレアナ
対処法
・室内温室で管理する。
オススメは室内に簡易温室を用意して、ヒーターで加温する方法です。
環境を整えるには少し大変だと思いますが、確実な方法です。最低温度10℃以上をキープできれば十分でしょう。北関東では加温しないと室内でも5℃を切ってしまうことがあるので、私はこの方法を実践しています。暖かい地域であれば必要ありません。
・水やりを控える。
ティランジアは水やりを減らすことによって体液が濃くなり、耐寒性が上がります。乾燥に弱い品種は注意が必要ですが、多少の枯れ込みなら成長期に回復してくれ流ので、無理して水やりして蒸れてしまうよりリスクは少なく済みます。
・発根させる。
発根して着生しているティランジアの方が耐寒性がますと言われています。
実際のところ私の栽培しているティランジアも発根+着生している株の方が冬場を耐えてくれる気がします。
コメントを残す