ティランジアは簡単に育てられると思われがちですが、栽培にはちょっとしたコツがあります。
コツをつかめば簡単に育てることができますが、最初は少し難しいと思います。
まずは、ティランジア栽培の基本的なことを理解することが大切です。
ここでは、ティランジアを栽培するうえで理解しておきたい基本を解説します。
ティランジアの育て方
自生地を知る
まずは、ティランジアの自生地を知ることが大切です。つまりティランジアの故郷です。
ティランジアはアメリカ南部からアルゼンチンに至る中南米に自生しています。
様々な環境がありますが、昼は直射日光にガンガン当たっていても夜は気温が下がり水蒸気で株がビッショリ濡れます。
水やり方法
ティランジアは水が必要です。
エアプランツの名で流通し、空気中の水分を吸収するから水がいらないと誤解されていますが、ティランジアは水が大好きです。
しっかりと水をあげましょう。
水やり方法はいくつかあります。
それぞれの方法を解説したうえでおすすめの水やり方法を紹介します。
ソーキング
バケツなどに水を張ってティランジアを数時間漬け込む方法です。
様々なサイトでこの方法が紹介されていますが、正直あまりおすすめしません。
あくまでも、緊急時に強制的に水を吸わせる方法で、普段の水やりがしっかりできていれば必要ありません。
ディッピング
水道で株を数秒濡らす方法です。
一瞬で株全体を濡らすことができます。
数株しか育てていない場合はいいと思いますが、複数株栽培している場合は一つ一つディッピングするのは大変です。
ミスティング
こちらはティランジアに向かって霧吹きする方法です。
複数株栽培している場合におすすめです。すぐに株全体を濡らすことはできませんが、複数株まとめて水やりすることが可能です。
室内管理する方におすすめです。
シャワー
外管理できるならシャワー一択です。すぐに株全体を濡らすことが可能で複数株一気に水やりできます。
ただ、蒸れやすいティランジアなどがある場合は水やり後に株元に水がたまりすぎていないか注意が必要です。
・注意点
水やりした後はすぐ乾く場所に置く
水やりした後に風通しの悪い場所に置きっぱなしは絶対にNGです。
ティランジアを長時間濡れた状態にしておくと蒸れて腐ります。
風通しの良い場所へ置くか、風通しの良い場所で水やりしましょう。
一見乾いたように見えても株元に水が溜まっている場合があるのでしっかり水を切るなど注意が必要です。
置き場所
ティランジアの置き場所で意識することは日当たりと風通しです。
・日当たり
ティランジアは光が大好きです。
暗い場所で管理すると徒長してしまい弱々しく育ってしまうので明るい場所で管理することを心がけましょう
しかし、直射日光はNGです。光が強すぎると葉焼けしてしまいます。
理想は明るい日陰です。
外で管理する場合は木陰に置くか遮光ネットなどを使用して明るい日陰のような環境を作ってあげてください。
適切な遮光率は?
遮光ネットの遮光率が高いと蒸れや葉焼けを防げるメリットがありますが、十分な光がないと開花しません。
30~40%であれば問題ないと思いますが、立地や場所によって日当たりが全然違うので自分の環境下で最適な遮光率を見つける必要があります。遮光率については様々な意見がありますが、自分で試してみるのが一番です。
・風通し
水やり後の注意点でもいいましたが、ティランジアが長時間濡れた状態が続くと蒸れて腐ってしまいます。
ガンガン水やりしてもすぐに乾くような場所が理想的です。
しかし、エアコンの下など乾燥してしまうような場所はNGですので注意が必要です。
まとめ
以上のことをまとめると
・しっかり水をあげる。
・風通しの良い場所に置く
・明るい日陰に置く
が大切なポイントです。
栽培の基本的なコツを押さえていればティランジアは元気に育ってくれます。
すくすく育ってくれると愛着が沸き、ティランジアの栽培がより楽しくなると思います。
そして、ティランジアは美しい変化を見せてくれます。
ティランジアの栽培を楽しんでティランジアの美しい変化を観察してみてください。
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